お弁当にも!勝負メシはコレ!集中力UPの簡単鶏むね肉レシピ

2025.11.07

スポーツに励む学生アスリートの皆さん、日々の食事管理を担う保護者の方や自炊をする学生の皆さんにとって、毎日の食事は非常に重要です。それは、

最高のパフォーマンスを引き出し、身体を成長させるための大切な投資と言っても過言ではありません。

特に、「勝負どころ」での集中力と持続力は、食事がつくり出していると言っても過言ではありません。しかし、忙しい毎日の中で、複雑な料理に時間をかけるのは難しいのが現実ですね。

そこで今回は、フードコーディネーター明石がおすすめする低脂質・高タンパク質で疲労回復にも役立つレシピをご紹介します。

鶏むね肉を使い、料理が苦手な方でも簡単、速攻で作れる、栄養満点なレシピは、どれもシンプルな手順で、お弁当にもぴったりなメニューばかりです。

鶏むね肉」がアスリートの「勝負メシ」に最適な理由

Reason1

鶏むね肉は、その優れたコストパフォーマンスに加え、栄養面でも学生アスリートにとって非常に優秀な食材です。さらに、ボリューム感があり満腹感を得やすい点も、おすすめの大きな理由です。

質の高いタンパク質が豊富

牛肉や豚肉の赤身にも負けないほどの高いタンパク質を含みながら、脂質が非常に少ないのが鶏むね肉の特徴です。

タンパク質は、疲労した筋肉の修復や、身体全体の組織をつくる基本材料です。効率よく筋肉をつけたい、体脂肪を増やさずに体重を管理したい方には欠かせません。

集中力と疲労回復をサポート

鶏むね肉には、集中力を高めるために重要な以下の栄養素が含まれています。疲労回復、エネルギーの補助、代謝のアップなど身体を効率的に動かすために大事な栄養素が豊富です。

Point

具体的な、鶏むね肉の栄養素と身体をサポートする成分をご紹介します。

イミダゾールジペプチド

渡り鳥が長時間飛び続けられる秘訣と言われる成分で、疲労回復をサポートします。トレーニング後のからだを早く回復させたいときに特に有効です。

ビタミンB

食べたものを、エネルギーに変えるための代謝を助ける働きがあります。特にビタミンB6はタンパク質の代謝に深く関わっており、高タンパクな食事をするアスリートのエネルギー効率を上げます。

チロシン

脳内で集中力ややる気を引き出す神経伝達物質(ドーパミンなど)の材料となるアミノ酸です。これをしっかり摂ることで、運動や学習への集中力維持につながります。

おいしい鶏むね肉のお手軽レシピ3選

アドバイス

では、これらの栄養素やメリットを最大限に活かし、調理の手間は最小限に抑えたレシピをご紹介しましょう。

レンジで速攻!鶏むね肉のねぎ塩レモンだれ

包丁とまな板の使用を極力抑え、電子レンジで加熱するだけで完成する超時短レシピです。

火を使わないため、忙しい朝や調理に不安がある方でも手軽に作れます。

材料(2人分)

鶏むね肉1枚(約250g)
大さじ1
【ねぎ塩レモンだれ】
長ねぎ(または乾燥ネギ大さじ1)1/3本
ごま油大さじ1.5
ポン酢またはレモン汁大さじ1
鶏がらスープの素小さじ1(ない場合には塩を多めにする)
おろしにんにく(チューブ可)小さじ1/3
塩、黒こしょう各少々

作り⽅

  • 鶏むね肉を厚さが均一になるように、2cm程度の厚さに開きます。火が通りやすくなるよう、フォークで数カ所を深く刺します。
  • 耐熱皿に鶏むね肉をのせ、料理酒を全体にふりかけます。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで約3分加熱します。
  • 一旦取り出し、裏返してさらに約2~3分加熱します。火が通ったら、そのままラップをした状態で5分ほど余熱で蒸らします。この蒸らし時間でパサつきが防げます。(※火が通っているか不安な場合は、一番厚い部分を切って確認してください)
  • 長ねぎをみじん切りにし、【ねぎ塩レモンだれ】の材料と混ぜ合わせておきます。
  • 蒸らした鶏むね肉を薄くスライスし盛り付けます。混ぜ合わせたねぎ塩レモンだれを上からかけ完成です。

鶏むね肉のタンパク質を、レモンのクエン酸と合わせることで、疲労回復効果が期待できます。タレは混ぜるだけ、さっぱりとした味付けで食欲のない時でも食べやすく、お弁当のメインにもぴったりです。

作り置きにも!鶏むね肉の甘辛ごま照り焼き

ご飯がすすむしっかりとした甘辛味で、冷めても固くなりにくいため、お弁当のおかずや常備菜として大活躍しますよ。

味付けが簡単なので、料理が苦手な人でも失敗しにくいメニューです。調味料を合わせるのが難しい時には、市販の照り焼きのタレでもおいしく作れます。

材料(2~3人分)

鶏むね肉1枚(約250g)
片栗粉大さじ1.5
サラダ油大さじ1
※醤油大さじ2
※みりん大さじ2
※砂糖小さじ1
いりごま大さじ1

作り⽅

  • 鶏むね肉を厚さ1cm程度の一口大のそぎ切りにします。バットや皿に入れ、全体に片栗粉を薄くまぶします。※の調味料は、あらかじめ小さな容器で混ぜ合わせておきます。
  • フライパンにサラダ油をき中火にかけ、鶏むね肉を並べ入れます。両面に焼き色がついたら、フタをして弱火で約3分蒸し焼きにして中までしっかり火を通します。
  • 鶏肉に火が通ったらフタを取り、中火に戻します。混ぜておいた※の調味料を一度に加え、鶏肉にからめながら手早く炒めます。
  • 汁気が少なくなり、全体に照りが出てとろみがついたら火を止め、いりごまを加えてさっと混ぜ合わせたら完成です。

鶏むね肉の良質なタンパク質に加え、片栗粉をまぶすことで、鶏むね肉がコーティングされ、パサつきを防いでジューシーに仕上がります。

また、片栗粉の作用で最後に調味料を加えるだけで簡単にとろみがつき、失敗なく照り焼きが完成します。

ご飯が進みやすくて糖質も効率よく補給できます。

彩りアップ!鶏むね肉とパプリカのケチャップソテー

疲労回復に必要な栄養素を補いながら、カラフルなパプリカを加えて、彩り豊かで食欲をそそる一品。ケチャップベースの甘酸っぱい味付けで、ごはんにもパンにも合います。

材料(2人分)

鶏むね肉1/2枚(約125g)
パプリカ(赤・黄など)1/2個
玉ねぎ1/2個
片栗粉小さじ1
サラダ油大さじ1
※ケチャップ大さじ2
※醤油小さじ1
※砂糖小さじ1

作り⽅

  • 鶏むね肉を一口大のそぎ切り(薄めに切る)、片栗粉をまぶします。パプリカと玉ねぎは食べやすい大きさに切ります。※の調味料は混ぜ合わせておきます。
  • フライパンに油をひいて中火にかけ、鶏むね肉を焼きます。両面に焼き色がついたら、玉ねぎとパプリカを加えて炒めます。
  • 野菜がしんなりしたら、混ぜておいた調味料を加えて、全体に絡めながら手早く炒めます。汁気が少なくなり、照りが出たら完成です。

鶏むね肉のタンパク質に、パプリカのビタミンCとβ-カロテンが加わることで、疲労回復をサポートします。

また、ケチャップのコクと酸味が食欲を刺激し、彩りの良さが気分を明るくしてくれます。

ケチャップがベースなので味付けがシンプルで失敗がありません。野菜を切って炒めるだけの簡単調理なので、忙しい日でもパッと作れて便利です。

食事へのプレッシャーをなくし、からだづくりを楽しむために

学生アスリートの皆さん、日常を支えるご家族は、「最高のパフォーマンス」のために「最高の食事」を用意しなければならない、というプレッシャーを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、食事の時間がプレッシャーや義務感でいっぱいになってしまうと、食事作りに疲れてしまいます。

アドバイス

最も大切なのは、食事の時間が心身ともにリラックスでき、家族や仲間との絆を深める楽しい時間であることです。

栄養バランスを意識しつつも、たまには手を抜いたり、好きなものを楽しんだりすることも大切です。

完璧を目指さず、「今日は、鶏むね肉で手軽にタンパク質を補給できたからOK」と、自分自身を褒めてあげてください。

その前向きな気持ちが、結果として長く続く健康な食生活と、さらなる競技力の向上につながります。

Writer / akashi

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